SEO対策におけるキーワードの選定は、ホームページ設計の山場です。
これまでもこのコラムで、「ペルソナ」「キーワードプランナー」「ロングテール戦略」など、さまざまなヒントをご紹介してきましたが、これらを集大成してキーワードを選定します。
まずは、自社の商品やサービスは、誰が顧客なのか、ユーザーは誰なのかを明確にします。それにはペルソナを細かく描いていき、この顧客が何を望んでいるのか、検索エンジンではどんなキーワードで検索をするのかを想定します。
キーワードは一つではなく、当然いくつもでてくるでしょう。そして一語のキーワードのみならず、二語や三語をまとめた、複合キーワードも想定します。たとえば「美容室 人気」「学習塾 口コミ」などですね。一般に、一語での検索では望みの結果が出てきにくいので、一語で検索する人はネットリテラシーが比較的高くなく、目的も定まっていない層と想定し、複合キーワードの方を重視する場合もあります。複合キーワードの方が、検索している意図が分かりやすく、このキーワードは成約につながりやすいと分析できます。
このようなキーワードの候補は、多いほどよいです。数百個以上、場合によっては数万ものキーワードを集めることもあります。
そして、Googleのデータの集積「キーワードプランナー」では、キーワードの需要が明確になります。どんなにキーワードを想定しても、あまり需要のないキーワード(誰も検索しないキーワード)で上位になっても、意味がありません。まずはそのキーワードの重要の観点から、キーワードの重要度を分類していきます。
更に、GoogleTrendsでは、時系列でキーワードの需要を調べることができます。そのキーワードの需要は上昇傾向なのか、ピークは超えた様子なのか等が分かります。また、過去何年ものデータが蓄積されているので、年間の月ごとの傾向も明らかになります。たとえば、「お歳暮」というキーワードを調べると、毎年10月頃から検索量が増えているので、ECサイトにおける年末商戦は遅くとも10月には始めたいところです。
また、どんなに需要が高いキーワードでも、ライバルが強ければ太刀打ちできません。超大手企業は、SEO対策やWEB広告に月100万円単位、1000万円単位の予算をかけているということは、以前にも少しお話しいたしました。このような企業と同じキーワードで後発で争っても、勝てる見込みは少ないでしょう。
狙い目は、ユーザーの思考と行動を分析し、成約に結びつきそうなキーワードを洗い出し、その中でもキーワードの需要もそこそこあり、ライバルがまだ手をつけていないキーワードです。
このような作業を実際に進めるには、專門の知識とツールを使う企業秘密のノウハウがあります。この点は安心して、日本でもトップレベルの結果を出し続けてきた㈱リレーションズにお任せください。
結果が見えるツールがほしい・・・
それでもSEOは人に任せてばかりだと、どうなっているのか気になる、という方には、オススメのツールがあります。
検索順位チェックツールGRC
というもので、時系列で、キーワードごとに、毎日の順位の確認が可能です。
このツールを使うことで、「このキーワードは最近、順位が落ち気味だから、このキーワードでブログを書いて対策しよう」など、リアルタイムでの対策が可能となります。
このツールの使い方も、ブログの書き方も、㈱リレーションズがサポートしますので、現時点では、そんなものがあるのだな、というくらいの認識で大丈夫です。
スマートフォン対策
スマートフォンの時代になってきています。検索結果も、パソコンとスマートフォンとでは、異なります。SEOの分析も当然、スマートフォンからの検索なのか、パソコンからの検索なのかは、分けて考えます。時間帯、性別、曜日、地域など、必要に応じてより細かなデータを解析していきます。
業種とターゲットによって、スマートフォンを優先するのか、パソコンを優先するのか、戦略が異なります。
㈱リレーションズでは、スマートフォン対応の「レスポンシブデザイン」は当然のこととして、SEOとマーケティングの次元から、デバイス別の対策をご提案いたします。