こんな話を聞いたことはありませんか?
チラシ作成をデザイナーに頼んだら、ものすごくキレイに仕上がってきたけれども、ポスティングしても全く反応がなかった。
困り果てて、翌年は自分で手書きで書いた汚いチラシをポスティングしたら、反応が10倍以上あった。
これは、広告業界ではよくある話です。単に気迫の問題ではなく、自作でたまたまかもしれませんが、お客さまの心理に沿った内容のチラシに仕上がっていたからこその結果です。
デザイナーがよくする間違いとしては、チラシの冒頭に、企業やお店の名前を大々的に書いてしまうこと。これでは、企業側は喜ぶかもしれませんが、自己満足にすぎません。
チラシを見る人は、企業の名前には興味はありません。お客さまは、自分の悩みを解決してくれる商品、自分の欲望を満たしてくれる商品を求めています。
そのため、「すぐに5歳若返る」「腰の痛みがなくなる」など、自分の求めているメリット(ベネフィット)が書かれていてこそ、反応してくれます。これこそ、一番上に、大々的に記載をしなくてはならない項目です。
また、キレイなチラシは見慣れていますが、手書きで汚いチラシだと、「なんだコレは!?」と、かえって見入ってしまう効果もあります。
そもそも人は人のぬくもりを求めているので、手書きの文字に反応するということもあります。
このあたりが本能的に、自作のチラシではうまくツボにはまっていて、デザイナーが作ったチラシより効果があった、というケースがあるのです。
一般的にはその他、視線の動きも重要です。見る人の視線を意識して、目がとまるポイントをつくってあげる。大きなジグザグ形、Zの動きの視線を想定して、目がいきやすいところに、アクションの誘導をいれてあげて、電話してください!ご来店ください!などの行動を促します。
また、価格戦略も欠かせません。たとえば商品が、2000円、3000円、5000円で売られていたら、どの商品が売れやすいでしょう?そして、3000円の商品が、2980円になったら、印象はどう変わるでしょうか?
これは、単純な方程式で正解がでるのではなく、高級感をだしたいのか、割安感を売りにしたいのかなど、企業のブランド戦略にもかかわる問題です。
以上は、単にチラシや商品の問題ではなく、ホームページ制作を根本から考える時にも必要な視点です。特に、LPやECサイトでは、これだけで売り上げが変わってきます。
※ホームページにもいろいろな種類があり、ランディングページ(LP)という1ページで縦長の販売目的のタイプから、よくあるネットショップ(EC)サイト、企業紹介サイト、問い合わせに応えるためのサイト、製品個別サイト、コミュニケーションのためのサイトなど、目的に応じて、作成するホームページの種類は異なってきます。
ちなみに、超大手企業のチラシやホームページは参考になりません(参考にしてはいけません)。超大手は、すでに名前が知れ渡っているので、簡単なイメージ戦略だけでも有効ですし、長年愛用されているホームページなので、変更してトラブルがでないように一世代前のシステムをそのまま利用していたりもします。
自社の規模と目的と理念によって、同じ業種でもホームページの作り方は変えていかなくてはならないのです。
あなたも知らずに操られている?
暖色系と寒色系では、どちらの色が売れやすいでしょうか。
ネットショップで女性の笑顔の写真が多いのは、たまたまでしょうか。
「買ってください」というお願いと、「買わないでください」というキャッチコピーでは、どちらが反応があるでしょうか。
サブリミナル効果を、ホームページ制作に活かしたらどうなるでしょうか?
現代社会では、生活のすみずみまで企業の意図がこっそりと浸透しています。それは何気ない、細かなところに仕掛けがあるのです。
ホームページ制作でも、同じです。一見、どちらも似たようなホームページでも、売り上げが天地の差になることがあります。
「購入」ボタンの大きさと位置を変えただけで、売り上げが10倍になったケースもあります。
ここでご紹介したのは、ごくごく一部にすぎません。
㈱リレーションズでは、デザインの美しさは当然のこととして、このような顧客の心理の深い部分まで考慮したサイト設計をすることで、お客さまのビジネスを根本からサポートいたします。
そのため、打ち合わせではさまざまなことをお伺いさせていただきます。何気ない質問にも、深い意図があります。
ここに、他のホームページ制作会社と㈱リレーションズの大きな違いがあります。お客さまに感激していただける結果を残しつづけている秘訣です。