建設業のホームページは、他の業界に比べて「設計ミス」が非常に多く、それが問い合わせ数・求人応募・信頼性に直結しています。 しかも、多くの建設会社は“自社サイトがどこで損をしているのか”に気づいていません。
専門家として断言しますが、建設業のホームページは 正しい構造で作らなければ絶対に成果は出ません。 この記事では、建設会社がやりがちな失敗を明確にし、改善ポイントまでわかりやすく解説します。
建設業ホームページで失敗が多い理由
建設業のホームページには、他業界にはない特徴があります。
- 工事の種類が多く、情報を整理しなければ伝わらない
- 写真の重要度が他業種の数倍
- 施工実績がそのまま信用になる
- 求人の難易度が高く、採用情報が弱いと応募が来ない
つまり、建設業のホームページは「ただ作る」だけではダメで、建設業専用の設計が必要です。 しかし、多くの制作会社は建設業を理解しておらず、その結果、成果が出ないホームページが大量に生まれています。
NG①:工事別ページが1ページにまとめられている
建設業ホームページの失敗で最も多いのが、
「事業内容」という1ページに、外構・造成・舗装・解体など全部をまとめて書いてしまうこと。
これは専門家からすると完全にアウトです。
▼ なぜNGなのか?
- SEOで評価されなくなる(外構、舗装などの専門性が薄くなる)
- ユーザーが必要な情報に辿り着けない
- 「何が得意な会社なのか」伝わらない
▼ 正しい改善方法
工種ごとに必ずページを分けること。
- 外構工事
- 舗装工事
- 解体工事
- 造成工事
- 塗装工事 …など
これだけで一気に専門性が伝わり、問い合わせ率が上がります。
NG②:施工実績が写真1〜2枚だけで説明がない
施工実績は建設業ホームページの“心臓”ですが、多くの会社が以下のようになっています。
- 写真だけ並べている
- 説明文が一切ない
- 地域名が書いていない
- 工期や工事内容が不明
▼ なぜNGなのか?
- ユーザーが判断できない(信用につながらない)
- 「地域名 × 工事名」のSEO評価が一切つかない
- 競合との差別化ができない
▼ 正しい改善方法
施工実績に最低限必要なのはこの5つ:
- 【地域名】+工事名のタイトル
- 工事内容の説明(200~500文字)
- ビフォーアフター写真(3~10枚)
- 工期(例:2週間)
- 依頼の背景や工夫したポイント
施工実績は「増やせば増やすほど資産になる」ページです。
NG③:求人ページが1ページで終わっている
求人が取れない建設会社の90%がこれに当てはまります。
採用情報を1ページだけにしている会社は、ほぼ確実に応募が来ません。
▼ なぜNGなのか?
- 求職者の不安に答えられない
- 仕事内容が分からないと応募したくてもできない
- 会社の雰囲気が伝わらず、若手は離脱する
▼ 正しい改善方法
採用は複数ページ構造が必須です。
- 採用トップ
- 仕事内容(工種別)
- 1日の流れ
- スタッフ紹介
- 代表メッセージ
- 募集要項
建設業は“採用難”なので、ここを甘くすると絶対に勝てません。
NG④:料金や工事の流れが書かれていない
ユーザーが最も知りたい情報は次の2つです。
- いくらかかるのか(料金)
- どのように進むのか(工事の流れ)
しかし、多くの建設会社のサイトにはこれがありません。
▼ なぜNGなのか?
- 価格不明 → 不安 → 問い合わせしない
- 流れが不明 → トラブルの想像 → 離脱
▼ 正しい改善方法
- 料金の目安を掲載する(坪単価・参考価格)
- 問い合わせ〜完工までの流れを明記する
価格を完全に公開する必要はありませんが、“目安の透明性”を示すだけで問い合わせ率は確実に上がります。
NG⑤:Googleビジネスプロフィールへの導線がない
ユーザーはホームページを見る前に、Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)を確認することが増えています。 にもかかわらず、多くの会社がホームページ内にGoogleビジネスプロフィールへの導線を設置していません。
▼ なぜNGなのか?
- 口コミを見てもらえず信頼が伝わらない
- 地図で場所が分からないので離脱する
- Googleマップの評価が上がらず検索順位が上がらない
▼ 正しい改善方法
- フッターにGoogleマップリンクを設置
- アクセスページに地図埋め込み
- 会社概要にもマップを掲載
Googleビジネスプロフィールは“無料の最強集客ツール”です。
NG⑥:スマホ最適化されていない(致命的)
建設業の見込み客・求職者の約70%以上がスマホで閲覧しています。 にもかかわらず、以下のようなホームページは非常に多いです。
- 文字が小さくて読みにくい
- ボタンが押しづらい
- 横スクロールが発生する
- 写真が途切れて見える
▼ なぜNGなのか?
- スマホで見づらい=その場で離脱
- 問い合わせフォーム入力が苦痛
- Google評価も下がる(モバイルフレンドリー基準)
スマホ最適化は、見た目の問題ではなく成果の問題です。
▼ 正しい改善方法
- スマホのユーザー動線を最優先に設計する
- 電話ボタンを常時表示する
- フォームの入力項目を最小限にする
NG⑦:写真の撮り方が悪すぎる(信頼を失う)
建設業のホームページは「写真が9割」と言っても過言ではありません。 しかし、撮影が雑な会社が非常に多いです。
▼ よくあるNG写真
- 逆光で暗い
- ピンボケしている
- 生活感が写り込んでいる
- 施工前なのに散らかったまま撮影
▼ なぜNGなのか?
- 「仕事が雑そう」と誤解される
- 施工実績の価値が下がる
- 写真が暗いとホームページ全体が安っぽくなる
▼ 正しい改善方法
- 晴れの日・明るい時間に撮影する
- 施工後は掃除してから撮る
- 人が映り込まないよう配慮
- 最低3枚、理想は10枚の撮影
写真は技術力の証拠なので、撮り方だけで集客力が大きく変わります。
NG⑧:代表メッセージ・会社概要が薄い
意外と多いのが、会社概要や代表メッセージが「数行だけ」というケース。
建設業は「誰が責任者なのか」「どんな会社なのか」が非常に重視される業界です。
▼ なぜNGなのか?
- 法人や元請けの信用審査に通らない
- 求職者が不安になる
- 地場での信頼構築が弱くなる
▼ 正しい改善方法
- 会社概要に許可番号・資格・沿革をしっかり載せる
- 代表メッセージで会社の姿勢を見せる
- 代表写真は必須
この“信頼情報”が充実するだけで、問い合わせも求人も増えます。
NG⑨:問い合わせフォームが使いにくい
問い合わせフォームは、建設業ホームページの「最後の勝負どころ」です。
しかし、離脱率が高いフォームが非常に多いです。
▼ よくある失敗
- 入力項目が多すぎる
- スマホで入力しにくい
- 送信ボタンが小さい
- 確認画面が長くて離脱
▼ なぜNGなのか?
- ユーザーは「めんどくさい」と感じた瞬間に離脱する
- 本来来るはずの見込み客を逃す
▼ 正しい改善方法
- 入力項目を最小限にする(名前・連絡先・内容程度)
- スマホで押しやすいボタンサイズにする
- 送信完了まで2ステップ以内にする
NG⑩:更新が止まっている(“動いていない会社”に見える)
施工実績やお知らせが1年以上更新されていないホームページは非常に多いです。
ユーザーは必ずこう思います:
「この会社、今もやっているのかな?依頼して大丈夫?」
▼ なぜNGなのか?
- ユーザーの不信感につながる
- SEO評価が下がる(更新がないサイトは弱くなる)
- 求人応募も減る
▼ 正しい改善方法
- 施工実績を月1件以上更新する
- 写真を撮ったら即アップする習慣を作る
- Googleビジネスプロフィールにも同時投稿すると効果が倍増
「継続している会社」「実績が多い会社」は、間違いなく問い合わせが増えます。
まとめ|失敗の多くは“知らずに作ってしまう”ことが原因
建設業のホームページは、一般的な企業サイトとはまったく構造が違います。 したがって、建設業を理解していない制作会社が作ると、ほぼ確実に以下のNGが発生します。
- 工事別ページが浅い
- 施工実績が弱い
- 求人ページが不十分
- Googleビジネスプロフィールと連動していない
- 写真の質が低い
- スマホ最適化不足
- 会社の信用情報が乏しい
- 更新が止まっている
逆に言えば、これらを改善すれば、どの建設会社でもホームページから成果が出るようになります。
ホームページは「作って終わり」ではなく、育てることで成果が最大化する資産です。


