
前回までは、ホームページ制作とブログ執筆の密接な関係と、ブログ執筆の重要性について説明してきました。
今回は、ブログ執筆にあたり、必ず知らなくてはならないというわけではないけれど、知っているとより効率的なSEO対策用のブログ執筆ができる、「タグ」の基礎知識をご紹介します。
と言っても難しい話ではありませんのでご安心ください。
まず、ブログもホームページも、内部的には「タグ」というもので、構造化されています。
簡単に言いますと、「タグ」により、この部分はタイトルで、この部分は目次で、この部分は注釈で、この部分は本文で、この部分は見出しだよ、などと、文章の構造上の意味を指定されているのです。そして、見出しにもランクがあり、「見出し1」「見出し2」・・・「見出し6」まで設定することが可能です。大見出しが「見出し1」で、細かくなるにつれ、「見出し2」「見出し3」・・・・となっていきます。
本に例えるなら、本のタイトルが「見出し1」で、章のタイトルが「見出し2」、節のタイトルが「見出し3」というイメージですね。
当然、Googleは「見出し1」に指定された文字列を重要と判断します。次に重要なのは「見出し2」・・・という順番です。
その他、太字に指定された文字列を重要と判断したり、「引用」に指定した部分は、悪意のあるコピーではないな、と判断したりします。
箇条書きのリスト
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というタグ指定をしたら、Googleは「この部分はセットになっていて、連続した関連のある内容なのだな」と判断します。
このように、文章の構造をGoogleに教えてあげるのが「タグ」なのです。
これらを正しく構造化してGoogleに教えてあげることは、SEO上、有利に働きます。
逆に、これらの意味が分からずに間違ったブログの書き方をしていると、Googleから「これはおかしなブログだ」と判断され、順位が下がってしまう可能性もあります。
よくある間違いとしては、「見出し1」の多用です。
多くの場合、文字列を「見出し1」に設定すると、太字になって読みやすくなるので、いろいろな箇所を「見出し1」に指定してしまいたくなるのですが、それではGoogleが「このページは何でこんなに見出しが多いのか」と混乱します。単に強調したい場合は、太字のタグを使うべきなのです。
また、見出し2の枠の中に、見出し1が入っていても、順序があべこべなので、Googleは混乱します。
これらのタグの指定は、ブログを書く時の画面から簡単に指定できてしまうので、ついつい誤ったタグの指定をしてしまうのです。
そもそもタグの指定ってどうやるの?
実は、ブログを書く時の画面(管理画面)から、普通にWordなどで文章を書くようにして、ブログを書くことができます。この時、フォントを変えたり、色を変えたり等も、Wordと同じようにすることができます。これは、普段は意識しませんが、内部的には「タグ」というものを指定していることになるのです。
この「タグ」がどうなっているかを確認するのは簡単で、ブログを書く時の右上の「ビジュアル」「テキスト」というタブを切り替えるだけです。
この「テキスト」モードで編集してしまうと、レイアウトが崩れたり、おかしなことになりがちですので、ここではそんなものか、くらいの認識にしておいてください。
このように簡単に指定できる「タグ」ですが、「Googleはこのタグをどう判断するだろう」という視点で使うことで、SEO上、的確なブログを書くことができるようになります。
改行と改段落
ブログのシステムにもよりますが、㈱リレーションズでは、世界で最もSEOに効果があるとされているブログシステムを採用しています。
このシステムでは、改行をする時には「Shift + Enter」キーで行います。
単にエンターキーを押すだけですと、改段落されてしまいます。
これは、見た目では、行間が沢山空くか、行間が狭いか、くらいの違いのように思われがちですが、先ほどの「テキスト」モードで確認すると、改行は「<br>」、改段落は「<p>」のタグで仕切られているのが分かるかと思います。
文が長すぎるから、文の途中でエンターキーで「改行」したと思っていても、Googleは「変なところで改段落しているな」と不審に思っているかもしれませんよ。
このように、タグを少しだけ意識してみると、ブログの書き方も変わってくるものです。
あまり難しく考えず、詳しくは㈱リレーションズの担当に聞いてくださいね。